🌞中1理科 2学期が難しい!

理科は本質を掴むまでは苦戦します。

中1理科で躓きやすい単元・項目に、〇密度の計算 〇水溶液の濃度計算 〇地震発生時刻など地震波に関する計算 〇柱状図の読み取り 〇光の反射・屈折,鏡の像,凸レンズの像 などがあります。受験を控えた中学3年生でも、入試問題レベルでは相当苦戦を強いられます。他の単元・項目は「暗記」することが大半ですが、上記は「本質の理解」がないと、クリアすることができません。2学期以降は、上記の内容が次々と出てきます。ワークを解いても、ただ解くだけではテストで常に正解することはできません。なぜ、そうなるのか?を考え、理解を深めていきましょう。

例えば、次の問題は解けるでしょうか?

[例]

食塩10gを水に溶かして作った、濃度5%の食塩水がある。何gの水に溶かしましたか?

[解答例1]

食塩10gの重さが、食塩水の重さの5%にあたるので、

食塩水の重さは、10÷0.05=200(g)

よって、水の重さは、200-10=190(g)

[解答例2]

食塩10gの重さが、食塩水の重さの5%にあたるので、

水の重さの割合は、食塩水の重さの(100%ー5%=)95%

よって、水の重さは食塩の重さの  95÷5=19倍

10×19=190(g)

[解答例3]

水の重さをx(g)とすると、

10/(x+10) ×100=5

x=190  190(g)


解答例3は、方程式を使っているので、理科ではお薦めの方法とは言えません。

解答例1が、一般的な解法であると思いますが、中身は小5で学習する「割合」の考え方です。もとにする量と、比べる量の関係ですね。

5%が何(もとにする量)に対しての割合であるかが理解できていると、練習問題を解くことで、その理解度も深まっていきます。単に問題を解くだけではなく、友達に「なぜそうなるのか、なぜそうするのか」を説明できるようにすると、本質が理解できていると思います。普段の学習の中でも、目の前に友達がいるとイメージし、その友達に説明するように言葉を発しながら、学習してみましょう。

さぁ、定期考査まであとわずかです。皆さん、頑張りましょう。














有備館ゼミナール

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